2023/03/11 17:42


私たちは、2022年初めて自分たちだけでミニトマトを育てました。

私たちは、親元就農(農家出身)ではありません。

本当に何もないところからのスタートでした。

いろいろ、かなーりいろいろ大変なことがありました。

 

農業開始1年目。

大変なことだらけの中、何が特に大変だったか、振り返ってみたいと思います。

誰かの参考、何かの参考、私たちの記録になればいいと思いつつ。

 

★苦労したことWorst5!★

【第5位 設備不足】

帽子、手袋、作業着、長靴などの身近なものから、クワやシャベル、一輪車、コンテナ、アーチパイプなどの栽培用設備の資材など農業にはいろいろ必要です。

私たちの資金は潤沢ではありません。

ので、何が必要かその都度考え、「最小限・最低限の資材や設備」を購入しました。

肥料の散布や潅水、除草もいろいろなことを手作業でしました。

 

もちろん、畑づくりに必須のトラクターや管理機もありません。

大型機械は、運良くヤンマーさんにお力を貸していただくことが出来ました。

 

去年の畑づくりのころのインスタのリール動画を見ると、「頑張ってるなー」と思います。(我ながら)

(興味ある方は是非インスタをご覧ください→

https://www.instagram.com/minitomato_kurokawaminimals/reels/?hl=ja

 

黒川ミニマルズは今年もちょっとずつ設備を揃えていく予定です。

 

【第4位 畑の土】

土がやせていて(肥料分が少なく)、粘土質で硬く、大変でした。

土がゴロゴロとかたまり、膝をつくと膝が痛くなり、歩くのもデコボコして苦労しました。

雑草もスギナやら泥棒草やらが、我が物顔にはびこっていました。手強かったです。

 

特に深刻だったのは、

・ミネラルなどの微量要素が土になく、ミニトマトに欠乏症が出たこと

・土が硬く、ミニトマトの根が伸ばせず、生長不良になったこと。

 

1年目の土はかなり大変でした...

 

ただ肥料分がない分、施肥設計(肥料成分の計算)が楽でした。

今後を見据え、ミネラル分、有機質、などの持続性のある肥料を土にたっぷりと投資しました。

 

今年の土は去年よりかなり良くなっているはず、です。

 

 

【第3位 天気】

私たちは、ソバージュ栽培という一風変わった方法でミニトマトを栽培しています。

上手く栽培すると、ミニトマトのトンネルが出来ます。

(こちらもインスタの過去のリール動画にあります→

https://www.instagram.com/reel/CiNCX-igE87/

露地で栽培しているため、天候の影響はダイレクトです。

 

定植(植付け)直後に、強風で苗が折れてしまったり、

日照不足で実の着色が悪くなったり、

大雨の影響で実が割れてしまったり、

台風の影響でアーチパイプ(誘引設備)が倒れてしまったり。

 

そんな中1番大変だったのは、雨不足でした。

8月上旬の暑い中、2週間程度まともに雨が降りませんでした。

土が硬いために根を深くまで伸ばせなかったのも影響して、ミニトマトが枯れかかりました。

栄養が吸収できないため、その時収穫した実もおいしくなくなりました...

ジョウロで手潅水を行いましたが、文字通り「焼け石に水」でした。

 

ただ、トマトの生命力は強かったです。

8月下旬には復活して、美味しい実をつけてくれました。

 

トマトつよし。

 

 

【第2位 ワレトマト】

大雨が降ったり、晴天が何日か続いた後、雨が降ったりします。

すると、ミニトマトがせっかく美味しそうな実をつけていても、パカッと割れちゃいます。

・・・私たちは、泣きたくなっちゃいます。

 

なかなかの精神的ダメージでした。

 

最初は違う畑に撒いたりしてましたが、

結構割れるので、

割れたトマト、「ワレトマト」をどうしようか、考えました。

 

ワレトマトを自分たちの料理に使ったり、

ワレトマトで液体肥料を作ったり、

 

そしてなんと、

地元の美味しい飲食店さんが買ってくれました!

そのおかげで、その夜は、ぐっすり眠ることが出来ました。

 

今年はあらかじめワレトマト対策を作ってます。

ワレトマトをできるだけ出さない対策とあわせて。

 

 

【第1位 資金繰り】

農業はイニシャルコストが多額です。

成り手不足も相まって、補助金が手厚くなっています。

 

私たちもある程度は資金を準備していましたが、

事業を始めるとあっという間になくなります。

 

そんなこともあり、補助金は必須と考えていました。

私たちは高額であるトラクターを補助金で購入しようと考えていました。

最初はもっと少額の機械や作業小屋で申請を考えていました。

 

が、

50万円以下の機械・設備は補助金の対象外と判明!

作業小屋は汎用性があるため対象外と判明!

土が硬くて管理機では耕せないのが判明!

そのため、トラクターを補助金で買うことにしました。

 

補助金のための申請が、まー面倒、でした。

何度も同じような書類を作成・提出し、

提出後に新たに分かる事実。(補助金対象にならない、違う申請が必要などなど)

 

過去のブログ(新規就農者が補助金1000万得るためには?(黒川ミニマルズの場合))にも書きましたが、

結局、補助金は出ませんでした。

 

最初から補助金対象ではないと言ってくれた方がスッキリしたんですが。

 

なので、今年は背水の陣です。

頑張ってます。

 

 

次回は「黒川ミニマルズ農業1年目の経験(うれしかったこと編)」を書こうと思います。