「サポーター制度」について
「自然の循環の中で作物を育てる農業を続けていきたい」
そんな、黒川ミニマルズの思いに共感していただけるサポーターを募集しております。
私たちはそれまでの仕事を辞めて山形県鶴岡市に移住し、「農地」も「機械」も「家」もないゼロから農業を始め今年で4年目となります。
「環境再生型有機農業」・「不耕起栽培」・「プラスチック資材の削減」・「固定種野菜の栽培」・「ミニトマトの露地栽培」 など少々変わった農業をしています。
現在の農業は、スマート化・大規模化が主流です。
私たちのような手作業がメイン、自然と一体となった栽培は、時代に逆行しているといってよいでしょう。
しかしながら、
私たちの野菜は、
現在の「工業製品のような野菜」ではなく、
本当の意味での「自然のめぐみ」を受けた野菜です。
一方で、
自然と一体となった栽培をすることで、
自然災害の影響をじかに受けます。
過去3年は、台風、干ばつ、酷暑、豪雨の影響でミニトマトの収量が壊滅的でした。
私たちはこのような自然災害に耐える力(レジリエンス)も、
生き物たちの力で(畑の植物を増やし、土壌生物を増やし、動物を増やし、微生物をふやすことで)、向上していけると思っています。
自然の循環の中に野菜の栽培を取り入れたいと考えています。
生き物たちを増やす方法で、理想の畑になっていくのには時間がかかりますが、
ミミズは確実に増え、土質もよくなってきている実感があります。
もし、災害時にエネルギーが使えなくなった時も、私たちのような栽培の野菜は力強く育ってくれることでしょう。
ですが、現実的には畑の環境が整って農業所得を上げていけるようになるまで、
私たちの野菜の「本当の価値」が認めらられるまで、
まだまだ時間が必要です。
今年から補助金が終了したこともあり、貯金を切り崩しながら生活している状況です。
正直なところ、現状でこの農業を続けていくには厳しい状況です。
「農薬・化学肥料を使って画一的な農業をすれば?」という意見もありますが、それは私たちのめざす農業ではありません。
私たちは、信じる農業をこれからも出来る限り続けていきます。
そんな私たちの農業に価値を感じ、一緒に「自然の中で作物を育てる農業」を守っていこうと思っていただけるサポーターを募集しております。
私たちの畑が豊かになり、経営が回りはじめると同時に、
サポーターの方々へ還元していきたいと思っています。
サポーターへのご協力よろしくお願いいたします。