2023/03/19 17:10


20224月、私たちは初めて自分たちの力で畑を耕し、野菜を栽培しました。

いろいろな苦労がありましたが、それ以上に嬉しかったこと、楽しかったことがたくさんありました。

2022年をふりかえって、農業を始めて「うれしかったこと」をまとめてみました。

 

 

うれしかったことBEST5

No.5「自然」】

自然と共に生活できること。

 

簡単なようですが、これまでの生活ではなかなか得難いものでした。

 

ここ「黒川」は北側に庄内平野が広がり、他の三方には羽黒山、湯殿山、月山、金峰山、摩耶山など山々に囲まれた土地です。

標高が少し高いため、気温が平地より12℃低く、夏は比較的涼しく、冬は雪が多い土地です。

山に囲まれているため、タヌキ、キツネ、イタチ、アナグマなどの動物やいろいろな種類の野鳥を見ることが出来ます。

 

日の出と共に起き、暗くなると眠る生活。

風や空気、花で季節の変化を感じられる生活。

朝焼け、夕焼け、雲、虹、空の美しさを感じられる生活。

野菜の生長を毎日感じ、自分の作った作物を収穫できる生活。

土と触れ合える生活。

虫と触れ合える生活。

 

ステキな日々です。

(大変なことも多いですが)

 


No.4「健康」】

日の出と共に起き、暗くなると眠る仕事。

毎日体を動かし、汗をかく仕事。

太陽を浴びて、自然と触れあう仕事。

 

健康にならないはずがありません。

(無理をしない限り←重要!)

 

農業をして体重が結構減りました。

そんなに太っていないつもりでした。

が、

体重が戻らないところをみると、ムダがそぎ落とされたに違いありません。

(結構ムダ肉がついていたんだなー)

 

体調もいいです。

農業は朝が早くて大変というイメージがありましたが、

私たちはそんなに大変ではありませんでした。

朝は、朝焼け、朝の空気の清々しさを感じることが出来ます。

 

これからも無理をせず、健康を維持していきたいと思っています。

 

 

No.3「月曜日」】

「月曜日の憂鬱」。

「サザエさん症候群」。

 

農業をはじめて、無くなっていることに気が付きました。

衝撃でした。

物心がついてから、初めてかもしれません。

 

仕事をしているとき、

学校に行っていた(若い)とき、

「月曜、行きたくないなー」

「月曜、憂鬱だなー」

という日曜の午後、夜。

早ければ日曜の午前、土曜の午後。

 

そんな気持ちがなくなっていることに気付いた2022年夏。

農業の素晴らしさを実感。(私たちにとっての)

 

私たちにとっては、「月曜日」は仕事(学校)が始まる日ではなくなり、ただの「月曜日」になりました。

 

黒川ミニマルズは「農業を楽しく!」がモットーなので、

仕事のストレスはほとんどありません。(今のところ)

 

新たな「月曜日」を自分達で作らないように、今後も「たのしい農業」を実践します。

 

 

No.2「つくれた」】

農業をやる前は、

「自分たちだけで出来るのか」

「ちゃんと栽培できるのか」

正直なところ、かなり不安でした。

 

特にソバージュ栽培という変わった方法で、

化学肥料、農薬、除草剤を一切使わず、

山形ではほとんどいない露地でのミニトマト栽培。

 

試行錯誤しながらの栽培でした。

 

ミニトマトのアーチを自分たちで作り、ネットを張り、苗を定植(植付け)した後の達成感は、格別でした。

(植付けが終わっただけなんですが)

 

そして、

条件の悪い土、強風、強雨、日照不足、雨不足、台風、高温、低温、

数々の悪条件に耐え、

無事、収穫までたどり着いたミニトマト。

 

自分たち以上に「がんばったね、ロッソナポリタン(品種名)」という気持ちでした。

 

1年目からちゃんと栽培できたのは、黒川ミニマルズにとって大きな収穫でした。

 

 

No.1「おいしい」】

私たちは、農薬、化学肥料、除草剤を使わず、

プラスチック資材を出来る限り使わず、

ミネラルたっぷりの野菜づくりを目指して、

食べる人の安全や、環境に配慮した農業をしています。

 

だからこそ、

「おいしいミニトマト」である必要があると思っています。

 

買っていただく理由が、

「(味はふつうだけど)環境に配慮しているから」

ではなく、

「おいしいから」

を目指しています。

 

「農薬、化学肥料、除草剤を使わないこと」、

「プラスチック資材使わないこと」、

「環境に配慮すること」、

「ミネラルたっぷりの野菜」、

は、私たちの「こだわり」なので、

後から知ってもらって「へー」となっていただくことが理想です。

(アピールはさせていただきます!)

 

そんな中で、去年はおいしいミニトマトができました。

雨が降らず、8月前半くらいまでは、正直あまり美味しくはありませんでした。(フツーでした)

が、8月後半くらいから美味しくなりました。

自分達でも「美味しいですよ」と自信をもって売れるようになりました。

 

マルシェなどでも

「おいしい!」と感動していただいたり、

「おいしいからまた買いに来た」と言って追加で買っていただいたり、

 

「おいしい」と言っていただくことがこんなにうれしいと初めて知りました。

買っていただいた上に、「ありがとう」と言ってもらえるなんて、すごく嬉しかったです。

こちらこそ、ありがとうございました。

 


今年も「おいしい野菜」をつくるために、黒川ミニマルズは一所懸命に頑張ります。

(今年はミニトマト以外もいろいろつくる予定です)

冬の間書いていたブログも今回で終了します。

今年は黒川の雪解けも2週間くらい早く、畑の雪もなくなりました。

 

黒川ミニマルズ、そろそろ本格始動です!