2023/02/04 16:16
私たちは2人とも難病(不治の病)を抱えています。
私(G)は潰瘍性大腸炎。NはⅠ型糖尿病(生活習慣が原因のⅡ型とは異なります)。
全く違う病気ですが、どちらも自己免疫疾患(免疫細胞が正常な臓器を攻撃してしまい起こる病気)という意味で同じ因果関係で起こる病気(現象?)です。
一応書いておきますが、二人の発症の時期は全く別々です。
近年、自己免疫疾患が非常に増えてきていると感じています。(自分たちがそうなので)
コロナで話題となった「サイトカインストーム」もそうです。
農業をすることに決めたのは、「健康のため」では全くありませんでした。(過去ブログ参照)
ですが、やってみると、農業は「健康にいい」ことを日々実感しています。
【ゾーン】
ある時、
潰瘍性大腸炎患者を対象にした専門医(スミマセン、お名前を忘れてしまいました)の講演で、
「現代人は全ての人が病気になる生き方をしている」
「病気(潰瘍性大腸炎)になったのは、たまたま『ゾーン』に近かっただけ」
という話を聞き、非常に腑に落ちました。
病気になるのは、その人が「その病気のゾーン」に入ってしまった時ですが、
同じような生活をしていても、その人の「生まれもっている因子」がその「(病気の)ゾーン」に近いかどうかで、病気になる人とならない人がいるという考え方です。
この話は精神的・身体的にかかわらず、全ての病気に共通して言えると思いました。
さまざま「病気」のさまざまな「ゾーン」があるはずです。
特に「現代人は生きていれば何らかの病気になる生き方をしている」というのは衝撃的でした。
ずっと心に残ってます。
今を生きる私たちは、「健康」というのは、「努力して」維持していくものになっていると難病患者の私たちは強く実感しています。
【滋味ある野菜】
勝手に尊敬する農業経営者の1人、のらくら農業の荻原紀行さんがTEDで語っていたことから引用させていただきます。(YouTubeで見れます。面白いです)
「人間と一緒で、野菜も健康なものをつくるにはミネラルが重要」
「薬を処方する代わりに滋味あふれる野菜を」
と。
「現代人がミネラル不足なのは野菜にミネラルが不足しているからだ」
(化学肥料・農薬を使用した大量生産の画一的な、「味・栄養」でなく「見た目・収量重視」の野菜を食べているから)と、
小祝政明さん(有機農業の大家)も仰っていました。(確か)
私たちはお二方(友人同士だそうです)に全面的に共感してます。
私たちが農薬・化学肥料を使わずに野菜をつくっているのは、「栄養があって」「美味しい」野菜をつくるためでもあります。
誰かの健康の役に立てるようなミネラルたっぷりの「おいしい」野菜をつくることが私たちの目標です。
(もちろん自分たちの健康のためにも)
【SLEEP】
最近になって読んだ本、
『SLEEP―最高の脳と身体をつくる睡眠の技術』(ショーン・スティーブンソン著)。
面白かったです。
「睡眠」は生き物にとって非常に重要だということを再認識しました。
そして、農家の働き方は良質な睡眠を得やすいと発見しました。(農水省はアピールに材料してはいかがでしょうか)
まず、規則正しい生活。
農家は日の出と共に起床し、9時過ぎには寝ます。(夏場)
そして、体を動かして仕事するので、適度な運動が確保されます。(働きすぎは注意ですが)
良質な睡眠を得るのに最高の仕事といえます。
また、睡眠・健康に重要な神経伝達物質「セロトニン」
は、朝に日光浴することで生成されます。
農家は半強制的に生成されます。
農業をしてから健康的になったのは、こういった影響もあったのではないかと感じています。(筋肉痛除く)
そして、
「アーシングearthing」。
この本で初めて知りましたが、
「大地に裸足で触れることで体に帯電している電気を放出すること」ができるそうな。
さまざまな「良いこと」があるらしいです。
よく分かりませんが、
農業者は土と触れ合う仕事ですので、「アーシング」しない手はありません。
タダで出来ますし。
今年は定期的に「アーシング」していこうと思ってます。
農業は人間の「生き物」としての生き方を取り戻せる職業の1つだと思いました。
「現代人」から「弥生人」に戻って健康になりたい方は是非農業を。
そして、私たちの圃場で「アーシング」したい方は是非ご連絡を。
次回は、「微生物」について書こうと思います。